さやみるきー小説

□抱きしめたいけど
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「彩ちゃん、今までありがとうな。」


『美優紀、、』


私は今恋人である美優紀と美優紀の家の近くのバス停に来ている。


美優紀が親の都合でアメリカへ行くことになり力のない私達は話し合いの結果、別れることにした。


私は今も美優紀が好きや、、

でもしょうがないんや。


「私彩ちゃんのこと大好きやで。この気持ちはアメリカ行っても絶対変わらんよ。」


『、、、。』


そんなこと言うから、、






抱きしめたい。




でも、寂しさに慣れよう。



美優紀がいない未来はすぐに始まってしまうから。



「彩ちゃん今私のことギューッてしたいって思ったやろ?」


『?!そ、そんなわけ、、』


「我慢せんでええんやで?次のバスが来るまで私達はまだ恋人やん。」






『抱きしめたい、、、けど。』






「けど?」








『キス、しちゃいそうや、、』




「ええやん。」


そう言って美優紀は私の頬にキスをしてきた。


すると私の体は気づかないうちに美優紀の事を抱きしめていた。


「彩ちゃん、大好きやで。」


『私も美優紀が好きや。』


肩に美優紀の涙がこぼれ落ちる。




こんなに誰かをもう2度と愛せないだろう、、。




fin.

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