R18小説(青春×機関銃)
□いい子で待てるかな?
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「当分会わないでおこっか、名無しさんちゃん。」
それは突然言われた。
普通にバイバイって
言っている子供のように
この男は、無邪気にそういった。
「距離を…置くって、ことですか…?」
「うんっ」
「あははっ、やだなぁー、別れるって言ってるんじゃないんだから、そんな顔しなーいのっ」
「な…んで…、」
確かに別れるわけじゃない
けど、会えないのは嫌だ…。
今日までほぼ毎日会っていたのに
明日から会えないなんて…
考えただけで毎日が暗くなる。
悲しいよ、永将さん…、
でも…これ以上に
「んー、そうだねー…」
悲しい言葉を
「にごしても意味はないと思うから言うけど…、」
彼はーーー、
「他に面白いオモチャを見つけちゃったからさー、ちょっとそっちに行くだけだよ?」
ーーー浴びせてきた。