Shine

□第4章
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「なぜ俺に着いて来た」


突然、シンジがくるりに問いかけた


「だから、上着を・・・」


「嘘をつくな」


くるりの前を歩いていたシンジが振り向きくるりを睨む


それに怯むことなくくるりはニコニコといつも通りの表情を浮かべている


「嘘じゃないもん」


「理由はそれだけじゃない・・・そうだろ」



「ピンポーン正解、その通り〜

いやぁ、シンジくんって、鋭いねー」


「ごまかすな、理由は」


いつまでもヘラヘラと笑って、本題に入らないくるりにシンジがイラつきながら聞き返す


それを見たくるりは少しだけ締まった顔をして続ける


「私が単に君のことを気に入ったから


・・・じゃあ、ダメかな」


「他にもあるだろ」


「しょうがないなぁ


君のことだ、言うまで問い詰めてくるだろうしね


まぁ、君と一緒に旅したらバトルし放題だし、リーグまでの調整に、ね
君くらい頭のいいトレーナーとなら、私もやりがいがあるし」


「つまり、俺はお前のレベル上げに利用されると・・・そういうことか」


「そんなことないよ、実戦のバトルがいつでもできるなら君の経験にもなると私は思うよ?利点は両方にあるから、それは利用とは言わないんじゃないかなぁ」


「フンッまぁいい……


いつかそんな口聞けないくらいにたたきつぶしてやる」


いつも上からものを言うようなくるりの口ぶりに、イラッとしたシンジがいつも通り悪態をつく


くるりもそれを聞いて不敵な笑みを浮かべる



「いいねぇ、いいねぇその気合!


でも、どうせなら大舞台がいいよね・・・そうだね、ポケモンリーグの決勝戦とかさ」


「そんな大舞台でたたきつぶされたいのか、物好きな奴だ」


「そんな悪態つくんだ、じゃあ約束ね」


「何を」


「シンオウリーグ私と当たるまで絶対負けないでよね。たたきつぶすって台詞も、そっくりそのまま返してあげる」


「いいだろう、お前こそ俺に潰されるまで負けるな」



シンジもくるりも


言っていることは嫌味だが、その言葉には熱がこもっており、表情もなんだか嬉しそうだった
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