Shine

□第6章
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くるりとシンジの二人は遂にハクタイシティに到着し、さあジム戦だ・・・とジムリーダーのナタネに勝負を挑んだシンジ・・・だったが・・・



「はぁ〜っやっぱり、くるりのロズレイドとリーフィアは最っ高ね〜毛並みといい、艶といい、コンディションといい・・・大事に育てられてるのが伝わってくるわぁ」


くるりのリーフィアとロズレイドがナタネに捕まってしまい、すぐにはバトルは始まらなかった


くるりが気を利かせて草ポケモン好きなナタネのために・・・と二体を連れてきたのが失敗だった・・・


ナタネの後ろで慌てるくるり、その隣で珍しく混乱しているのか黙り込んでいたシンジがくるりに「お前の時もこうだったのか」と尋ねるくるりは「うん・・・なんかゴメン」申し訳なさそうな顔で返した。シンジは「・・・変わったジムリーダーだな」とポツリと呟いた


「ねぇねぇ君は草ポケモン持ってないの?」



振りかえり、シンジに尋ねるナタネ、ジム戦がはじまるまでどれだけかかるのだろう


「いえ、今は連れていません」


「そう・・・残念ね・・・

でもまぁいいわくるりちゃんのリーフィアちゃんとロズレイドちゃんにまた会えたし充分よ!!


さぁ、ジム戦を始めましょうか」





*****





「はい、これがハクタイジムのバッジ


ズバリ!!フォレストバッジよ」


「ありがとうございます」



もちろんシンジはバトルに勝利、バッジを受け取りナタネにペコリと頭を下げる、くるりと二人挨拶した後その場を立ち去ろうとした



「またこの近くに来たらくるりちゃんもシンジくんも、草ポケモンを連れて遊びに来てね〜!!

またバトルしましょう〜!!」



そう言って手を振り見送ってくれるナタネに「また、バトルしてくれるんですか、じゃあ楽しみにしてますね」とくるりは笑顔で手を振った。その隣でシンジは「今度から草ポケモンと一緒にここへ来るのはやめよう」などと考えながら「はい、またいつか」と応えその場から立ち去った


「ここからなら、ヨスガシティのジムが一番近いけど次のジムはどうする?」



「ヨスガか・・・たしかゴーストタイプのジムだったな」


「うん、それにねっヨスガではコンテストもあるし、ヨスガジムのジムリーダーには結構お世話になったからお礼を言いに行きたいの、ねぇお願い!!」


「・・・いいだろう、次はヨスガジムにしよう


ゴーストタイプ相手に戦う機会なんてそうそうないからな」



それを聞いて喜ぶくるり、彼女は以前ヨスガジムジムリーダーのメリッサにはムウマージの特訓に付き合って貰ったことやコンテストについていろいろ教えてもらったことがある



そのかいあって、ムウマージは強くなり、そのムウマージと共にメリッサから教わったことを活かしグランドフェスティバルで優勝することが出来たくるり


全てはメリッサのおかげ。どんなにお礼をしても足りない、というくらい感謝している


メリッサとの再開、それとメリッサに会うことだけでなくシンジのジム戦も、コンテスト鑑賞も、楽しみでしょうがないくるり



(ヨスガシティにはやっぱりワクワクすることがいっぱいだ・・・)




そう、くるりは期待に胸を膨らませるのであった
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