サクラドロップ

□夢と現実…不思議な少女
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眠りについた少女は、夢を見る。
夢の中には、桜の木と男の子が2人いる。

(自分は2人の事を知っている。)

少女は何故か、涙を流す。


少女は目を覚ます。
周りは、暗い小屋の中。
少女は起き上がり、つぶやいた。
「また、あの夢…。」
少女は小屋から出た。
少女は夢で見た場所に思い当たる。その場所は、街を見渡す事のできる場所で、桜の木がある。
少女はやがて、高台にある公園を見つける。
公園へと行ってみる。そこには、桜の木があり、桜が咲いている。
桜の木の下へと行く。

「ここは、夢の中の世界に似ている。でも…何で此処が…夢の中に…。」

すると、そこへ誰かがやって来る。

「あれ…ミコトとカイが来てない…。」

「誰か居るみたいですよ!」

その声のする方へと、少女は向いた。


そこには、ムツキとシロが居た。
ムツキは少女の事を見る。
少女は髪をなびかせ、こちらを見ている。ゆるやかな風邪が吹いていた。
少女はムツキと同じ歳ぐらいだ。

「何…あんた。」

ムツキは焦る。

「えっと…君は此処で何をしているの?」

「何もしてないけど。」

ムツキはもっと焦る。

少女は思った。
(なんでだろう…。この人を知っている様な気がする。)
少女が、ムツキに聞こうとしたその時、ミコトとカイがやって来た。

「ごめん…待たせちゃった?」

ミコトが少女に気づく。

「誰⁉あの子?」

すると、少女はこちらを睨みながら、去って行った。
ミコトは嫌な気分になった。

「なに、あの子。感じ悪い。」

「ムツキどうした?」

ムツキはカイの言葉に反応した。

「えっ…‼いや…何も。」

ミコトとカイは嫌な笑顔をする。

「さては、さっきの子に見とれてたでしょう。」

「違うって!」

ムツキは少女について考えていた。
(あの子…見た事ないなあ…。)

ムツキ達は探偵事務所へと向かった。


少女は街をあてもなく、歩いていた。

(何なの…。アタシどうしちゃったんだろ。あの夢は何⁉)



一方、ムツキ達は探偵事務所に着いていた。依頼を受ける。
依頼は最近、街を暴れまわっている奴らを捕まえる事だった。



少女は男とぶつかる。

「何よそ見してんだ?」

少女は睨みつける。
男は少女を見て言った。
「結構、可愛いじゃあねえの〜。ちょっと遊ぼうぜ。」

少女は抵抗するが、腕を捕まれ、無理やり連れさらわれる。
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