登場人物

□リュカ・オリオール
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名前:リュカ・オリオール
性別:男性
種族:ダンピール(半吸血鬼)
年齢:37歳(外見は20代前半程度)

性格:
年甲斐も無く少年の如く明朗快活な男。
一方で人生経験相応の洞察力を備え、狡猾でしぶとい。

容姿:
身長183cm体重72kg、細身の長身。
白皙の肌に金の双眸。耳と犬歯は人間の其れよりも尖っている。
顎先を越える長さの銀髪は、襟足が黒いベルベットのリボンで束ねられている。
服装はやや古典的かつ装飾的。但し全て錬金術処理が成されており、見た目の印象より実用的。

また、吸血鬼の血により、体の上から魔力を纏い、その身を白銀の蝙蝠に変化させて行動することもある。

所属:《市民》(孤児院を運営する元軍医)

能力・武器:
・能力:高位の光魔法と闇魔法を用いた秘伝の錬金技術『精密錬金』

相反する2属性の攻撃、補助、回復魔法を深い学識に沿って使いこなすが、更に独自の分野として父方一族伝来の錬金術に習熟している。

魔力を媒介に物質と物質を、あるいは物質と魔力等のエネルギーを融合・分解出来る点は他の体系の錬金術と同様だが、己から半径1m以内かつ、対象物の質量は1kgまでという極端に効果範囲の限定されたその術の真髄はナノ以下の単位の世界にあり、微細な調整力や得られる物質の純度が高い。

リュカはこれを主に診断と製剤に用いて、患者の体質や魔力の質に細やかに沿う薬を処方している(本人の属性バランスと完全に合致する割合で属性を付与した薬剤を与える等)。
属性付与や効果付与については素材や触媒が必要であり、錬成量も限られているため、薬剤は全て治療か資金調達に回す。

医師として様々な傷病に対応できるが、専門分野は魔力内科。
魔力暴走等、体内魔力の不均衡により身体が受ける様々な不調を整えたり、不調と付き合っていく手立てを考えたり…といった長期治療こそを得意とする。

・武器:儀式短剣『ルベド』
短剣とは名ばかりの、長さ5cm程の真紅の針。精密錬成に必須の魔導媒体であり、オリオール家に連なる者にしか扱えない。
一族の術師はこれを自らの体内に融合させる。
針は術師を守り、力を与えるが、次代の後継者に受け渡される際にそれまでの主の肉体、魂といった全てを吸収する。
リュカも既に此れを父親から受け継いでおり、一介のダンピールとしては過ぎた魔力、再生力、技能を有するが、その末路は既に決している。

また、一族の秘伝を守る為、ルベドは所有者への干渉を強固に遮断する。
故にリュカは状態異常や能力低下等への強い耐性を持っているが、能力上昇等の魔法の恩恵も受け難い。
更に吸血鬼の血も相俟って、治癒術や治療薬は殆ど無効である。
傷を負った場合は自前の再生力で乗り切る他無い。

※戦闘はその道のプロに任せるのが基本姿勢。
やむを得ない場合のみ体術と魔法で応戦する。体力と魔力は治療と研究に全力投入したいのが本音。

備考:
錬金術求道に全てを捧げる或る吸血鬼一族の男性と、退魔師の女性の間に生まれたダンピール。辺境の生家で父に一族の全て医学と薬学の基礎と知識を叩き込まれた後は中央へと赴き、騎士団付の軍医となる。

母とは少年期に死別し、その親族とは疎遠であったが、伯母にあたる女性が城下町の貧民街で孤児院『イースデイル・ガーデン』を営んでいることを偶然に知り、ずるずると巻き込まれるようにその運営を手伝うこととなった。
伯母の病を契機に軍医を辞し、院長の責を担う事となって数年。

まず資金面に始まり難題が山積みで、我武者羅に突っ走っては時が過ぎていくが、世の有様に複雑な思いを抱きながらも充実した日々を送っている。



可能CP・属性:ラブコメ程度のNL、ブロマンス程度までのBL(いずれも裏行為無し)


そのキャラで一言:
このさ、何もせずに釣り合いが取れてるのが、元気な状態だとするだろ?
(机に空の天秤を置くと、患者に一つ微笑んで見せてから、分銅を天秤の片側の皿に載せる。錘を受けて傾いた秤を指し示して)
これが今のきみ。薬で症状を抑えるのは、もう片方の皿に重りを載せるのと同じことなんだ。釣り合いが取れるから、痛みは消えるけど、両方に重りが乗っかってるのは変わらない。でも、痛みが止まって眠れるようになったら、自分で治す力が出てくるから、痛みの原因の方の重りがすっとんでく。そうすると薬も減らしていける。そうやって少しずつ治し―――ってえ?!!!
……。
………おいこらトーマス!ヒューゴ!診察室の傍でボール投げ合うなっつったろうがッ!!!!
(諭すように紡いでいた言葉を遮ったのは、窓から飛び込んできた白球だった。強かに殴打された頭を抱え項垂れること暫し、椅子から腰を上げると窓外へ、犯人と思しき子供の名前を呼びながら怒声を浴びせ)

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