短編集
□すれ違う想い
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バダ「お〜い!ミキ!飯!」
これでもか!ってぐらい大きい声で叫びながら、入リ口の扉を豪快に開けながら入ってきたのは、この家の主のバーダック。
ドカッ。といつも座っているイスに座ると、長い足を上げテーブルに乗せて足を組んだ。
ミキ「…私は貴方の嫁じゃないし………ってまたテーブルに足乗せて!!!」
やめてよ!と続けて言いながら、前が見えないぐらい山盛りの焼きそばを持ってキッチンから、出て来た。
バーダックはその焼きそばの匂いに、
旨そうだな!と言いながら、足を降ろして、箸を持ち座り直した。
ミキがその山盛りの焼きそばをテーブルに置くと、いただきます。
も言わずに喰らいつく。
あっと言う間に山盛りの焼きそばはなくなり、おかわり。とバーダックが
言う前に次を出してきた。
バダ「お?わかってんじゃねぇか!」
とニヤリと笑うと新しい焼きそばに
箸を付けた。
ミキ「悟空達もそうだったから。」
そう、溜息混じりに呟くと空いたお皿を手にキッチンに下がった。
その後ろ姿をバーダックは、焼きそばを口に運びながら見つめていた。
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