重なる時空

□6・新しい訪問者
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ミキをキチンと立たせると、バーダックは悟空、悟飯に目を向けた。





バダ「おい!お前らも感じたか?」
バーダックの問いかけに二人は頷いた。





悟空「あぁ。でも何で急に現れたんだ?」
さぁな。と未だ険しい目付きのバーダックに悟飯は声を掛けた。





悟飯「でも、そんな強い気じゃ無いですし…それに何処かミキさんに似た変わった気ですね。」
悟飯の一言にバーダックと悟空は、確かに…。とミキを見た。






ミキ「…え!?私!?」

突然呼ばれた自分の名前に驚き、自分を指差す!






悟空「まぁ、悪りぃ気じゃ無さそうだし行ってみっか!!」
と言いながら飛び立つ悟空に、待って下さい。と後を追う悟飯。






残されたバーダックは、溜息を吐くと両手を広げてミキを見た。





ミキ「…な・何…??」
警戒して後退るミキに、バーダックは不敵な笑みを浮かべ、お前飛べるのか?と意地悪に言われ、渋々バーダックの腕の中に行った。







ミキの腰に手を回し、飛び立とう飛び立とうするバーダックを見上げるとミキは声を掛けた。








ミキ「…変な事しないで下さいよ?」
睨み気味に見上げたミキの顔に視線を落とすとバーダックはニヤリ。と顔を歪ませた。






バダ「変な事ってこんな事か?」
とミキの腰に回した手を、ゆっくりとミキの体のラインをなぞる様に上へ移動させた。






ミキ「…!?バーダックさん!?」
声を張り上げ怒鳴るミキにバーダックはあはは。と笑い、餓鬼に興味は無ぇ。と付け足すと悟空達が飛び去った方へ向かって行った。










(…餓鬼に興味は無いっていつも絡んで来るのは誰ですか…)
(…何か言ったか?)
(…いや、何も…)






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