こんな僕等の青い春

□待ちに待った王道学園にやって来たみょーん
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「この前、友人からお土産で最高級の紅茶を頂いてね、クッキーもあるから是非一緒に·····」

「ゆう、コホン、学園長何を仰っているのですか。時間がないんですよ?会食があること忘れたとは言わせませんよ。」

「わ、すれてないけど、私は会食なんかより可愛い新入生2人とお茶してた方が···」

「····巫山戯ないでください。唯でさえ押してるのに。」

「巫山戯てなんか」

「·······」

「···う〜分かったよ、行きますよ!」

「当たり前です。すぐ出ますよ。あぁ、清宮君はゆっくりお茶しながらその2人に説明聞いていって下さいね。」

ケチッと小声で呟く学園長を見て見ぬ振りしながら朔哉にニコッと微笑みかける結月(兄)。を見て更に萌える朔哉。


な、

なんだ今のやり取りはぁぁ!!
俺を萌え殺したいのかこの
2人はぁぁああぁ!??

結月(兄)、さっき学園長のこと名前で呼びそうになっただろ!
そもそも学園長見た目とのギャップ!
てか、学園ものの学園長て新入生か転校生いきなり口説いたり、実は血縁者だったり···兎に角、攻めの方が確立高いだろ!
それなのに、この状況。

確実に学園長が押し倒される方だろぉぉこれはぁぁ!

こりゃ、年下ドS秘書×学園長(実は天然系)フラグ緊急発令!!!

Moeeeeeeeeeee

「ハァハァハァ」

「残念だけど清宮君またの機会に····って大丈夫?息荒いみたいだけど」

「あ、大丈夫ですみょ。どうぞお構いなく。」

これ以上2人を見ていたら
萌えすぎて呼吸困難になって死んでしまう。それはそれで本望だが。

結月(兄)が学園長にあーだこーだ言いながら、2人は慌ただしく部屋を出ていったその後。

キョロキョロ

ハッと思い出したかのように辺りを見回す朔哉。

忙しい奴だ。

それに気付いた煌也が声を掛ける。

「朔ちゃんどーしたん、挙動不審w」

「朔ちゃん呼びハァハァ。
あの!受け候h···ゲフン、もう
一人の外部生の方は!」

先に来てると言っていたから楽しみにしていたのに!!

きっとこの生徒会2人とは
初対面イベントもう終わって
仲良しこよしになってるはず!?

人類皆友達系!でも訳あり変装系!でも天然系!でもなんでもぉk。
眼鏡やら鬘やら脱いだらカッコ可愛い系だった!?的な瞬間をこの平凡ウザ虫クソヲタ腐男子に見せておくれ!!wktk wktk

「あーそう言えば居ないねぇ
オチビさんw」

「おや、本当ですね。存在が薄いので気付きませんでした。
そちら側のソファーに鞄が置いてあるとこを見るとお手洗いかもしれませんねぇオチビさん」

ヲタクの疑問を答えるように
一言ずつ口を開く煌也と瑪瑙。

お、オチビさん、だと!?
何その呼び方何その呼び方何その呼び方ぁぁ!!?

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