【イケメン戦国】時をかける恋

□【ホトトギスが鳴かぬなら】ホムペオリジナルver.
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【佐助】

ホトトギスを拾ったのはいいが、鳴かないホトトギスか。

鳴かないホトトギスといえば…
信長・秀吉・家康の歌が有名だが、他の武将なら一体どうするんだろう?

気になる…
気になる……
気になる………


よし、こうなったらこの猿飛佐助、忍の意地にかけて武将たちに聞きに行って探ってみようっ!

俺にとって、これは戦国武将たちを知るビッグチャンスだっっっ!



『鳴かぬなら チャンス生かそう ホトトギス』




【政宗】

「鳴かないホトトギス?なら食ってみるか?おい、なんでホトトギス隠してるんだよ。冗談に決まってるだろ。お前、本当に食う気か?」


『鳴かぬなら 食材にしそう… ホトトギス』



「いや、政宗さんなら本当にやりかねないと思って……」

「おいおい、お前マジメすぎるぞ。お前は表情からしてマジメすぎるからな…”ひょっとこ”の面なら貸してやるぞ。」




【謙信】

「鳴かないホトトギス……ホトトギスでは刀を交えることもできん。どうするか、だと?……戦えないのなら、酒を酌み交わすしかなかろう。」


『鳴かぬなら 酒飲ませるのか?! ホトトギス』



「酌をしても、ホトトギスはお酒飲みませんよ、謙信様。」

「飲ませてみなければ解らぬではないか。案外いけるクチかもしれん。」




【光秀】

「越後の忍が何の用だ。…何?ホトトギス?鳴かないホトトギス…なかなか面白そうではないか。忍にホトトギスは不要だろう?俺が引き受けてやる。」


『鳴かぬなら 何をする気だ? ホトトギス』



「なんだか嬉しそうですけど、まさか…ホトトギスをいじめるつもりでは?!」

「どうだろうな?越後の忍に腹話術でもさせて政宗あたりに悪戯してやるか?」




【信玄】

「ん?幸に負けず劣らず女に奥手なやつだと思ってはいたが……佐助の好みは鳥か?鳥より可愛い女の子の方が楽しいぞー?」


『鳴かぬなら 色恋ですか? ホトトギス』


「俺、そういう趣味は………」

「照れるな、照れるな!でもな、男として相当な問題があると思うぞ…俺は。」




【幸村】

「このホトトギス鳴かねーのか?おい、佐助……これ本当にホトトギスなのかよ?こんなヤバそうなもん、どこで拾ったんだよ?」


『鳴かぬなら これ鳥妖怪じゃねえ? ホトトギス』



「幸村、友人として言っておく。山鳩だの鳥妖怪だの…有り得ないから。」

「このあいだのは山鳩、これは鳥妖怪だろうが!……いや、よく見るとこれ野鳩かもしれねえ…」




【三成】

「鳴かないホトトギスなど聞いたことがありませんよ。しかし本当に鳴き声がしませんね。佐助さん、ちょっと静かにしてて下さい。(しーん…)」


『鳴かぬなら 耳澄し続ける ホトトギス』



「三成さん…どんなに頑張っても聞こえないと思います。(補聴器つけても聞こえないと思うけど。)」

「……やはり耳の病気になったようです。それとも目がおかしいのでしょうか。とにかく私たち医者に行きましょう。」




【顕如】

「鳴かないホトトギスを殺すだと?あの信長のやりそうなことだ!愛でるための鳥を殺すなど御仏が……まあ、御仏を捨てた私が言えたことではないがな。」


『鳴いたとも 信長許せぬ ホトトギス』



「(あ、この人は武将じゃなかった!)すみません、間違えました。これにてドロン。」


「教えてやろう。そもそも御仏の教えとは………おいっ!待て、猿飛っ!……聞いておきながら逃げるとは…何なんだ、あいつはっ!」



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