勇者がヘタレで臆病な場合。

□二十話目
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……―ゴ-ン

鐘の音が聞こえる。
ここは何処だっただろう。

…―ゴ-ン

聖堂…それだけはよく分かる。
赤い道が続いている。
祭壇の上
捧げられた


その道の主は誰?


振り向いた顔には深い疲労が浮かび、目には光が無い、髪は血脂を浴びて金属のような鈍い光を見せる。

僕はソレが誰か知ってる。
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