忍恋

□18.鍛練組の恋もよう の段
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「あっ、仙蔵くんの同室くんっ!と、他の皆さまっ!」

「…。こんなところに何しに来た?邪魔、」

「私は七松小平太だ。」

「あっ、小平太くん。こんばんは。名無しさんです。」

「小平太!」

「あいつは、中在家長次だ!」

「そっか!小平太くん、ありがとう!長次くんもこんばんは。」

「…もす。」

「小平太っ!!」

「三人ともこんなところで、何してたの?」

「そんなこと、答える義理は」

「鍛練だ!」

「小平太っ!!!」


何を考えているんだ?本当に小平太は狙うつもりなんだろうか?


「そっか!ちょっと見てたけど、みんな強いんだねっ!」

「…お前も、相当な遣り手のくノ一だと聞いているがな。」

「いやー。私は色仕掛け以外、何も出来ないよぉ。」


嫌味で言ったつもりだったんだがな。恥ずかしげもなく自分から言ってしまう辺り…頭悪いのか?こんなのに熱を上げている三人がバカらしくなる。美しいだけじゃないか。



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