雑渡さんと一緒っ!

□七章 陣左と一緒っ! の段
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あのあと、部屋に残された私に組頭は忍務の話を始めた。組頭の話からして、どうも今回のドクササコの動きには裏があるようだった。


「と、言うことは、どっかが絡んでいる可能性が高いですね。」

「うん。見当はついているんだけど、まだ目的がはっきりしなくてね。」


なんで、組頭が試験が終わる前に名無しさんの心を挫かせたのか…少しだけ狙いがわかったような気がした。小頭はドクササコの事で動いているようだし、私を動かしたかったんだろう。私が了承の返事を返す直前だった。



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