はつ恋

□1.桜の散る頃 の段
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「あれはまだ桜が散りきる前だったよな。

君はいきなりやって来て。

そうそう、あれは…忘れられないなあ 。

まあ、拗ねるなって。

私にとって、大事な思い出なんだから。

……ああ。

一目見て、すぐに分かった。

……上手くは言えないんだけど、

安心したはずが、ほんの少し寂しくて。

複雑だったの覚えてるよ。」





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