伝えたいから伝わらない の段

□伝えたいから伝わらない の段 最終回
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なんとも気まずいまま学園に帰ってきた。
私を抱えて走る小松田くんはなんだか怒っているし、七松くんは珍しく神妙な顔をしていて、食満くんと善法寺くんは目も合わせてくれない。

山田先生と土井先生は「若いっていーなー。」とか「これは、帰ってからが大変ですよ。」とかなんとか話している。

私は小松田さんに「何か、怒ってる?」と恐る恐る聞くと「別に何も怒ってませーん。」と絶対何か怒っている口調で返された。

学園が見えると、一年は組と学園の生徒、先生方の全員が門の前で待っているのがわかった。恐らく、は組のみんながタソガレドキに追われていることを伝え迎撃態勢でいてくれたのだろう。






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