ゆめへ…short

□結い紐 の段
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「綺麗な髪…。」


照りつけるような日差しを遮る緑の濃い木の間から、心地よい程度に木漏れ日がさす。彼女は掬ってはその線の細い白の間をすり抜けて落ちるのを楽しそうに何度でも繰り返す。

ああ、触れられるのが嫌じゃないなんて。


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