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□white cat
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「仁?」


私はソファーに座りながら声をかける。


「なんだい?奈菜。」
「何でもないよ。ただ呼んでみただけ。」
「ふふっ。俺の子猫ちゃんは可愛いこと言うね。」


そう言いながら、頭をポンポンする。
その手を止めることなく、頭を撫でられる。


「私、仁にこうされるの好きかも。」

淡い笑みを浮かべながら言った。
仁もクスッと笑う。


「知ってるよ。俺は奈菜の彼氏なんだから。」


撫でていた手を止め、ゆっくりと抱き締められる。
全身を温もりに包まれ、安心感からため息が漏れる。


「仁。……大好き。」
私は大きい背中に手を回しながら言った。

「俺も。奈菜のこと愛してる。」




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