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□怖い時は……
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「奈菜、ただいま。
……あれ……いつもならすぐに出迎えてくれるのに……」


居間の電気が着いてるのに、返事がないことを不審に思い、彼女がいるであろう居間へ入る。


「奈菜?」
「ひっ!?……ビックリした……蒼星帰ってきてたんだ。お帰りなさい。」


ソファーに座ってテレビ見ている彼女に後ろから声を掛けると、ビクッと反応しこちらを向く。


「……あ、うん、ただいま。で、何をそんなに驚いていたの?」
「あぁ、これ見てて……。」


クッションを抱きしめ、涙目になりながら何かを見せてきた。
手元を見ると『本当にあった(かもしれない)怖い話』と書いてあるDVDだった。






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