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□自宅デート
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今日は私の家で彼氏のカイトとイチャイチャするはずだったのに……
「おー、チコは可愛いな。」
私が飼っているハムスターのチコとずっと遊んでいる。実際可愛いんだけど、なんか面白くない。
「ねぇ、カイト。」
「ん?奈菜、なんだ?」
チコを撫でながら応える。
「つまんない。折角来たんだから、一緒にDVD見ようよ。」
「もう少ししたらな。」
「……カイトのバカ!バカイト!もう知らない!」
私は持っていたクッションをカイトに投げつけ、プイッと横を向いた。
「痛っ。おい、奈菜。投げることはないだろ。それに俺はバカじゃねーっての。何をそんなに怒ってるんだよ?」
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