本棚
□デートのお誘い
2ページ/3ページ
そう言いながら深々と頭を下げ遊園地のチケットを手渡してきた。
「うん。いいよ。」
「まじで!?や、やったーーー!」
「ふふっ。この遊園地、前から行きたかったんだ。誘ってくれてありがとう。」
大喜びしている昴くんを見てると、こっちまで嬉しくなってきちゃう。
「俺の方こそ急に誘ったのに、ありがとう!絶対楽しい日にするから!」
手を握られ、キラキラした目でそう言う昴くん。
「ふふっ。私、まだ仕事残ってるから、事務所に戻るね。
当日楽しみにしてるね。」
「あ、引き留めちゃってごめん。楽しみにしてて!仕事頑張ってね!」
一生懸命手を振る昴くんに癒されながら、私は事務所へ戻っていった。
→あとがき