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□怖い時は……
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チュッ
上を向いた彼女の額にキスをした。

「……なっ!?」
「ふふっ。顔真っ赤。」
「誰のせいよ。」
「間違いなく俺のせいだね。……もう、怖くない?」
「……まだちょっとk……」

チュッ
背中に回された腕にきゅっと力を込め、上目遣いで訴えてくる彼女のそれに、自身のそれを重ねた。

「っ!?」
「……もう大丈夫そうだね。じゃぁ、俺はお風呂に入ってくるから。」
「え"!?ち、ちょっと待って。」

服の裾を掴んで離さない。

「どうかした?もしかしてまだ怖い?」
「……今は一人になりたくない。」

俺の問いに彼女は無言で俯き、とても小さな声で言った。

「…なら、一緒に入る?」
「…………はいる。」
「……今夜は眠れなくなるけど良い?」
「……っ!?」

くすっと笑い、耳元で囁くと、今まで以上に顔を染めた。






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