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涙目 エトワール
足元に咲いた紫陽花の鉢植えがある。
そこにはどこか自分に似た野良猫が
同じように俯いていた。
私は負けないように手に力を入れて、
涙を流さないまま、上を向いた。
自己中心的な考えになるけど、
その時の空は自分の代わりに
泣いてくれているみたいだった。
紫陽花は移り気に水滴で色を
変え始め、
野良猫はそっとその鍵尻尾を
揺らして寄り添った。
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最終更新日 2016/11/08
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