■マ王■

□お買い物《ソフト裏》
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「っていうわけで、どうこれ?スタイリスト ヴォルフラムの選んでくれたファッションは。」
今日はダークスーツに真っ黒のワイシャツ、紺色のネクタイだ。
こういう組み合わせは一歩間違うとあっちの人になるけど、童顔が幸いしてるのかちゃんと堅気に見えているはず。
「大変お似合いです陛下!」
ギュンターは基本褒めるしかないからつまんない。
「くやしいな。似合ってますよ陛下。」
コンラッドも褒めるしかないから 以下同文 でもあれ、
「陛下っていうなよ名付け親。って くやしいってどうして?」
「すみませんユーリ、俺もユーリに自分が選んだ服を着せたいなーと。」
おれはリカちゃん人形じゃないからね。
「今日新しく同盟を申し込んできた人間の国の外交の方も褒めていらっしゃいました。エキゾチックで気品があると。」
そこまで言ってたかな。ギュンターちょっと盛ってるよぜったい。
「ギュンター、他のデザインの黒い服も作っといてよ。」
「そうですね。陛下をますます美しく輝かせることのできる衣装を選りすぐりの職人に発注いたしましょう。まずは私のとお揃いの色違いのものから。」
「ズルズル長くて動いにくいのは嫌。」
「そんな 陛下〜」
「ギュンター資料はここに少しありますよ。」
あ、それ ギュンターが表紙になっているファッション雑誌。地球の。
「これ置いてあるんだ。そっか、中まだ見てなかった。」
開けると…ギュンター特集だった。
「コンラッドこれあんま参考にならない。俺の好みとジャンルが違う。」
「まあ、そうですね。」
わかってるならなんで出す。
「これしかないもので。」
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