■二人の幸せはみんなの幸せ■
□ PROLOGUE
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眞王廟の密談
「大賢者、ユーリとフォンビーレフェルト卿ってそろそろ両思いになってないのか?」
「そろそろどころか かなりラブラブだよ。」
「やっぱりそうだな、それなら俺がしばらくこの国から消えていてても大丈夫かな。」
「ん?どっかに行くのかい?」
「まあな。今すぐじゃないけど、つぎの プロジェクト の準備だ。」
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数日後、今日は大賢者がユーリと地球に帰っている。
今のうちに。
「ウルリーケ、さすがにおれはもうこの立場に飽きたよ。次の新しい世界に行きたいんだ。」
「まあ、眞王陛下。それは寂しゅうございます。」
「五年ぐらいの計画だが、お前にも協力して欲しいのだ。
どういうのかというと……。」
「…それは眞王陛下 何という壮大な計画でしょう。ある意味かなりうらやましゅうございます。」
「そうだろう?そうしてまたしばらくは、皆と共に過ごせるのだ。」
「そうですね。」