■二人の幸せはみんなの幸せ■

□夏の里帰り〜Homecoming of summer
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眞王廟の泉に三人が足を濡らして立っている。今日は手ブラだ。
「村田、ソロソロいいか?」
「渋谷その服下何着てる?」
ちょっと大きな半袖のワイシャツを着て、学ランのズボンの裾を結構あげてもらったものを履いている。
背中の真ん中まで伸びてしまった髪は一つに束ねている。
「黒いタンクトップ。」
「んじゃ大丈夫だね。」
「大丈夫も何もまだだいぶ小さいし。」
「ユーリ、本当に大丈夫なのか?その…体は。」
「うん、とにかくここらで一旦地球に帰って対策を練らなくちゃ。」
「そうだね。」
「僕もついて行っていいのか?」
「まあね、安全な地球とはいえ前例があったことだし、グウェンダルが
村田以外にもう一人ボディガードを連れて行け って言ったから。
コンラッドや、ギュンターとかじゃちょっと体積や重量が多いから。」
それにやっぱりここは
「わかった。もちろん僕はいつでもどこでもユーリを守っていたいんだ。」
「…うん。ありがとうな。」

眞魔国でちょっと体つきが変わってしまった俺は
今後の対策のために一旦 渋谷家に帰ることにした。
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