■グエユ置き場■

□花模様の
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ある夏の日、休暇の頭を利用して私はユーリを誘って避暑地に出かけた。
魔王陛下の好きな竜の谷の裏にあって、標高が高くて涼しく温泉も湧いているので、風呂好きだという彼を連れ出すのは容易かった。
当然という顔をしてヴォルフラムやコンラートも一緒だ。


風呂の脱衣所で服を脱いでいると
「なあ、グウェンダル 誕生日にもらったパンツ履いてきてるんだけどね」
ちょっとはにかんで私に言う
「この模様おもしろいんだよ。」
ほら そう言って私が編んだレースの紐パンを履いている尻を見せる
そうして片方の紐を外すと…

ユーリの白い尻の肌にさらに白いレース模様が現れた。
「肌に花柄の型がついてしまっているな。」
鼻の奥から何かが出てきそうなのをぐっとこらえながら
白いレース模様に触れてみる。

ひゃ と息を吸い込んでから彼は
「さ、触ってほしいわけではなかったんだけど。」
と言ったが
せっかく見せて貰ったのだから確かめなければ。

「下の方が模様がはっきりしているな。」

「座ってたから俺の自分の体重がかかってたんだろう。」

「どのぐらいで消えるんだ?」
「わかんない。まあ、すぐに消えなくても もう誰にも見せるつもりはないからな。」
と言って温泉用の水着に履き替えて脱衣所を後にしながら
「でも、作った本人に報告だけ一応しようかと。」


…… 湯に浸かるのはこれからだが、もう、のぼせそうだ。
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