消さないで

□しょうじょうひ
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「少将…作戦は聞いておられましたか?」
(やっぱり来たのね待ちくたびれたわ…ようやく楽しくなってきそう……私もそろそろ動こうかしら)
「少将?」
『えぇ…聞いてるわふふふふふっ。』

ルフィーを待ってはいたがまさか空から降ってくるしインペルダウンからの脱獄囚を従えてくるなんて思ってもみなかった。誰しもが考えていなかったであろう彼と脱獄囚たちの登場は海軍側も予想していなかったであろう。


「エェェェェーーーーーースゥゥゥゥーーーー!!!!!!」
「ルーーーフィィィーーーーーー!!!!」
2人の声がマリンフォード中に響き渡る。
海兵たちも突如来たメンツを見て顔を青くしている。
「エーーースーーー!!助けに来たぞーーーー!!!!!」

クロコダイルが白ひげの首を狙うがルフィーがそれを止める。
「ここに来た時点で俺とお前の協定は達成されたはずだ。なぜお前が白ひげを庇う?」
「…やっぱりこのおっさんが白ひげか。だったら手を出すな!エースはこのおっさんを気に入ってんだ!!!」
白ひげへの攻撃を止め、クロコダイルに白ひげへの攻撃を止めろと言うルフィー。そこへ白ひげが…

「……相手が誰だか分かってんのか。おめぇごときじゃ命を落とすぞ!!」
誰しもが怖気づきそうな言葉を言われるがやはりここはルフィーと言うべきか……
「そんなことお前が決めるな!!!」
今度は別の意味で周りが青くなる。

「俺は知ってんだぞ!お前、海賊王になりたいんだろ!」
周りは一様に青ざめる。
「…海賊王になるのは俺だァァァァァ!!!!!」
どこまでも周りをヒヤリとさせる。この発言は海賊、海軍関係なく驚き…いや、戦いの手を止めるのには充分過ぎる言葉だった。

白ひげの覇気に倒れる者もいるなか白ひげの1番近くにいるルフィーはふらつきもせずそこに立っている。
「……クソ生意気な…。足引っ張ったら承知しねぇぞ。」
「俺は俺のやりてぇようにやる」

将校クラスの相手を次々と打ち払い突き進んでいく。
黄猿やクマの攻撃時にはイワンコフが助けたりしながらも先へ進むルフィー。
モリアや将校クラスの者が攻撃を仕掛けているさなか……エースの声が響き渡る。
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