消さないで

□べに
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ドゴオン…
大きな音がした方向を見るとそこは…氷の壁が何者かによって壊されていた。

「っ!?青雉大将の氷が…だ、誰でしょうか!!?」
『……あそこを見てごらんなさい。“鷹の目”辺りでしょうねこんなことが出来るのは。氷も何かの刃物で切られたようになってるでしょう?』
「た、たしかに…でもあんなに距離があるのにその様な事ができるのでしょうか?」
『……出来るからしてるのよ。それに………出来るから彼が“世界一の剣豪”だと言われているのでしょう』

ミホークの斬撃により破壊された氷の壁が氷塊となって落ちてくる。
「ひぃぃいぃっっ!!こっちに落ちてくるっっっ」
『…っもぅ!情けない!!そこどいてなさいっっっ』

パンパンパァンッ
愛銃を使い氷塊をより小さな塊にする。そこへ九尾の炎で溶かしていく。

『…ここまでしたら体動かしたくなってきたわ……もう少し抜けてもいいかしら?』
「!?だ、ダメですよっっもうそろそろで作戦実行しますよ!!!」
『そんなの知らないわ!だって…あっちの方楽しそうなんだものっっっ』

ミホークのいる場所へ走っていく。あちこちで起こっている戦闘を見ながらどこへ向かおうか考える。

「っ少将っっ今回ばかりはそんな事させませんよ!」
『フンッ……白ひげ海賊団5番隊隊長“花剣”のビスタと“鷹の目”よ!これは行くしかないでしょ!!むしろ行かないなんて選択肢…生憎持ち合わせてないわっっっ』
いつも口うるさい部下を振り払うようにスピードを上げる。

が、ドゴォォォン
船の壊れる音が響く。
『何事!?あれは、まさかっパシフィスタ軍団!準備が終わったって本当だったのね…まだ1時間30分しか経ってないのにもう投入……』
白ひげ海賊団やルフィー、脱獄囚たちは海軍とパシフィスタ軍団により挟み撃ちになってしまう。
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