無印
□アイス日和
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「「ジャンケン ポイ！！」」
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「なぜこうなった」
「いーじゃん たまには2人でお買い物」
結局、2人で仲良く近くのスーパーまで
買い物に行くことになった
「ジャンケンで勝ったほうが
買いにいく約束だろ
私はジャンケンに負けた、だから
買いにいくのは紅だろ」
「そーなんだけどね、だってさ
勝ったら買いに行くってわかってて
ジャンケンして勝ったらさ、ショックで
そのショックに重ねてパシリじゃん？
これじゃ私の最初の理論と違うもん」
「だからどうしたというんだ」
「だから、本当はショックがフェアに
なるはずなのに全然フェアじゃないんだもん」
「意味がわからない
こうして2人で買い物に行くという結論がフェアなのか？」
「うん！ 私は風介君と買い物行けて嬉しくて
風介君はパシリ免れたはずなのに
外に出ないといけないマイナスがあるからこれで50:50だよ」
春とは思えない太陽が私達を照らす
日焼け止めちゃんと塗ったけど
心配になるくらいの日差しだ
「それにしても、暑いね」
「言葉に出すな、ますます暑くなるだろう」
「風介君も今暑いって言った」
「紅の方が1回多く暑いと言っている」
「あ、また暑いって言ったね
はい、これでおあいこ」
「いや、紅の方が1回多く
暑いと言った」
「あ、ほら、また言った」
私と彼は同じ数だけ暑いと言って
同じ数だけアイスを買って
同じくらいお互いが好きだ
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