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□世界は繋がっている
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「誰だよ、お前」





冷たい目をしていた
切れ長の鋭い目が私を睨んだ
私を知らない京介は
私の知らない京介だった





「ごめんね、紅ちゃん」

「いえ、優一さんが謝ることじゃ
ありませんから」






未来から来たなんとかって人達に
過去を変えられてしまい
京介はサッカーをしていない京介に
なってしまった

私のことを知らない京介
私のことを好きじゃない京介
あの冷たい目を私は知らない





「もうすぐ元どおりになるさ
京介と、最後のサッカーを楽しんでくるよ」

「最後じゃ、ありません」

「?」

「優一さんと京介が一緒にサッカーをするのは
これが最後なんかじゃありません
きっと、絶対、必ず、またできます」

「…、ありがとう 紅ちゃん」






キラキラの光に包まれて消えていった優一さんは
笑っていて、私も嬉しかった





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