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□両想いだから
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シャワーを浴びて、浴室から出ると
部屋に勝手に入ってきていた白竜



「不法侵入」



そう冷たく言い放ち
冷蔵庫の中から水を取りそれを飲む




「紅」




いつの間にか後ろに回っていた白竜に
抱きしめられた




「俺はお前が好きだ、紅」

「…私も、好きだ」


私たちは恋人同士
彼に対してこんなに冷めた態度を
取っているが、私は彼のことが好きだ

誰よりも、白竜が好きだ
少なくとも、このゴッドエデンで
私の視界には白竜しか映らないくらい
彼に惚れている




「いい香りがする」

「風呂上がりだからな」




白竜が私の首筋に顔をうずめた
髪の毛があたってくすぐったい




「なぁ、紅 お前が欲しい」

「風呂上がりだと言っただろう、断る」



しかし、私の拒否の言葉を無視し
白竜は私の首筋に舌を這わせ
甘噛みをした




「っ…、白竜っ!」

「俺はお前が欲しい
だから、お前に拒否権はない」




低く呟く白竜
下腹部から響く声に
ピリピリと甘い痺れがはしった





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