GO

□きょうだいあい
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自分でいうのもなんだけど


私の弟は世界で1番カッコいいと思う





「ねぇねぇ!!篤志クン!!
どっちがいいかな??」

「んー、右」

「やっぱり??そうだよね!!
さすが篤志クン 分かってるね」





もうすぐ両親の結婚記念日なので
プレゼントを買いにいく
篤志クンと2人で買い物なんて久しぶり
だから、どんな服を着ようか
どんなメイクにしようか、カバンは
どれにしようか迷うんだ
まるでデートに行くみたいに





「ちょっと買い物行くだけの服に
そんな悩む必要ないだろ」

「ダメだよ 篤志クンと並んで歩くんだから
ちゃんとオシャレしないとね」

「姉貴ならどんな格好でも
すっげー可愛いぜ」





なんて可愛いことを言ってくれる弟
そんなこと言っといて自分だって
服ばっちり決めてるじゃない





「篤志クンもとってもかっこいいよ
よし!決めた!これにする!
着替えるし、リビングに行ってて」

「ここにいる♪」

「いーから、早く出てって」




篤志クンを部屋から出して着替えをし
髪を整えてリビングに向かう






「お待たせ」

「めちゃめちゃ似合ってる」

「ありがとう
それじゃ、行こうか?」






久しぶりの弟との外出に
私の足取りは思わず軽くなった




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