レジェンド

□告白
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「お疲れ様です 佐久間コーチ」

「みんなしっかり練習してるか?」

「はい!もちろんです!
私がしっかり見張ってますから」

「九条に見張られたら
そりゃみんな、張り切るだろーな」






私は、佐久間コーチに恋をしている
もちろん叶わない恋なのはわかってる
でも、私は本気なんだ






「九条先輩
また佐久間コーチに見惚れてましたね」

「そんなことないから!!」



私をからかうのはキーパーの雅野君
1年生なのに連続無失点記録をもつ実力者 生意気だけど可愛い後輩だ



「雅野ー、しゃべってないで
練習しろよー」

「はーい」



佐久間コーチにそう言われ
練習に戻る雅野君



「雅野と九条って仲いいよな」

「そうですか?
可愛い弟みたいな感じで接してるから
かもしれないですね」

「そうか、弟か…」




佐久間コーチに言われ、弁解した
私が好きなのは佐久間コーチなんです
なんて、言ってしまったらきっと
こんなふうに話したりはできなくなる
だから、今はまだ、言えない…






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