無印

□夢でみたこと
2ページ/4ページ









「っていう夢をね、見たわけですよ」

「なんだそれ 変な夢」




夢の中で私を置いていった張本人に
その内容を告げると、笑っていた




「ってか、知ってるか??
人の夢の話をきくほど退屈なことって
無いらしいぜ」

「そうかもしれないけど
次郎にも関係あるんだから
ちゃんと責任とってよね」

「なんで俺??
紅が勝手に夢見ただけだろ」

「そうだけど、次郎のせいで
泣いたんだからね」

「ただの夢だろ??」

「そうだけど!!
おかげで朝起きたら目腫れてて…」

「それで今日はどことなくブスなのか」

「怒るよ?!」

「悪い、冗談だって
紅はいつでも可愛いぜ」

「ハイハイ、自負しております」




笑いとばせるならいいの
ただの夢であってくれるなら
それに越したことはなかったのに…






.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ