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□両想いだから
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風呂上がりで、私が着ているのは
下着とTシャツとジャージ




色気がないのは自覚している
しかし、これは100%プライベートで
リラックスするための楽な格好であり
そりゃあ、白竜の部屋に行くとなれば
ひねりしぼった女子力とやらを駆使した
可愛らしい格好でいく




しかし今日は白竜の不意打ちだ
だからこんな色気のカケラもない
楽な格好をしているわけだ



しかし白竜は
「どうせ脱がすのだから関係ないだろ」
と言う
彼の女にモテない理由はそういうとこに
あるのだと思う
まぁ、白竜がモテすぎたら困るから
彼はそのままでいいと思うが…




そんなことを考えながら
白竜に体を委ねていると気づけば
一糸まとわぬ姿でベッドの上にいて
白竜が私の上に覆い被さっていた





「明日も朝早いんだろう??」

「関係ない俺にとって紅より
優先すべきことはないからな」

「… お手柔らかに」





白竜と肌を重ねるのは好きだ
その瞬間、愛されてると感じるし
とても幸せな気持ちになる





「愛してる…、紅」

「私も愛している」





何度も何度も、白竜と一つになる
熱くて、溶けそうになる温度
むしろ溶けてしまいたいとさえ思う

とけて、もっとドロドロになって
混ざり合って一つになりたいと思う

まさに私は白竜に心底溺れている






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