レジェンド

□ひみつの恋愛
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久しぶりにこの道を歩く
明王の家までの道





ピンポーン





聞き慣れたチャイム
面倒くさそうにドアを開けたのは
ずっと会いたかった人
私は明王にぎゅっと抱きついた
久しぶりにかぐ明王の香り




「明王っ」

「紅かよ!
お前、鍵持ってんだろ??」

「そーなんだけどね
ピンポンしたかったの」

「ガキかよ」




久しぶりの明王の部屋は
前に来たときと変わりなく
私が置いていったぬいぐるみがあった




「おじゃましまーす」



荷物を置き、ソファに座ると
明王も隣に座ったので
私はころんと明王の方に倒れ
上半身を彼の膝の上に乗せた



「会いたかった…」



ぽつりと呟いた
私はどうしようもないくらい明王が好き
明王は私のこと、本気で好きでいて
くれてるのかな??



「珍しいじゃねーか
素直に甘えてくるなんて」



明王はそう言うとわしわしと
私の頭を撫でた
子ども扱いされてるって、改めて思う



「そーいえば、今夜でかけねーと
なんねぇんだ」

「どこに??」

「あれ?豪炎寺に会ってねぇのか?
久しぶりに集まって飲もうだとよ
みんな暇人かよ、かなり集まりいいぜ
円堂だろ、豪炎寺、風丸、鬼道クン、
佐久間、吹雪、基山、緑川、俺入れて
10人だぜ」


ゆびおり数える明王
そうそうたるメンバーだ


「あと1人いたらサッカーできちゃうね」

「お前もサッカーバカに
洗脳されてきたな
ま、このメンツだったら明らかな
ディフェンダー不足だけどな」

「でも、そのメンバーじゃ
どこにいってもパニックになるんじゃない??」

「まぁそこは抜かりねーよ
なんたって幹事は帝国学園の
総帥様だからな」







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