テディベア
□02.
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________________合宿初日・合同鍛錬
フィールドに集まった合宿メンバー中、女子たったの三名。それもそのはず、女性の戦闘向き異能力者はただでさえ少ない_____________が、その少ない中からでも選抜して強化するのが異能組織本部の考え。故に三人いるのはいい方といえる。
「_____________いや、流石ですね真白は。異能は勿論、護身術も女子二人から頭三つは出てる」
「そりゃあの子、佐久早や侑同様に闘い慣れてますから。仕事もたまに一緒にやってる筈ですよ。…でも影山とやったとたん二つくらい落ちてませんか?」
「ああ、影山とは幼馴染らしくてな。手の内を知り尽くしてるからだろ。」
「あー……それで仲良いんですね」
監督役として組織本部から派遣された異能力者達(以下監督)の目には、佐久早や宮といった強化な異能力者同様、綾芽も視界に入っていた。圧倒的な異能力と護身術が、監督だけではなく他の選手の視線をも惹きつける。
「……」
そんな彼女を見て、佐久早はジロリと遠目で見つめ、宮はニコリと笑っていた。
「綾芽ちゃん相変わらずスゲー。あ________そういや佐久早話した?綾芽ちゃんと」
「話してない」
「ふぅん。(まぁ、それもそうか。)」
だって___________久しぶりに見た彼女は、話しかける隙も無いくらいに一人の男(影山)と一緒にいるのだから。
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