一私の使命―

□私、沖田さんの小姓です!
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その時私は はたと思い出した。

鈴蘭「土方さん…何度もすみませんっ
、どうしても言いたいことが…」

山南さんの大阪出張についてだ。そこで山南さんは左腕に傷を負い、刀を持てなくなり、羅刹にならざるを得なくなってしまう。

時間的に言ってもここの辺りで大阪に行くだろう。

土方「んあ?言いてぇことがあるならさっさと言え。俺もこれから出張があるんだからよ…」

鈴蘭「!!その出張についてです。山南さんの様子に注意して欲しいんです。」

土方「なんでだ?」

私は周りに聞こえぬように小声で話した。

鈴蘭「元々山南さんは、この出張で左腕を怪我されて刀を握れなくなるくらいになってしまうんです。」

土方「何っ?!」

鈴蘭「ですから、怪我をされないように見守っていただきたいんです…」

土方「そんなことになるのか…教えてくれた事に感謝する。」

鈴蘭「はい……お役に立てたのなら、幸いです。

では、失礼しますね。」

そう言って私は副長室を出た。

山南さん、無事に帰って来れますように……
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