色松

□一休み?
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部屋にある緑のソファを背もたれにする様に座るカラ松の腕の中で不服そうに体育座りする一松。心なしか頬を膨らませている。

「何これ、どういう状況・・・(カラ松といちゃいちゃ・・・!)」

「まぁまぁ、いいじゃないか
いつもいつもヤってばかりだと一松の体がもたないだろう?」

「っな!?べ、別にヤるだけじゃなくてもいいし・・・!(なに、その優しさ!!嬉しい!!!カラ松好き!!もう!逆に死ね!俺もあとから逝く!!!)」

「?一松顔が赤いぞ??あと少しにやついてるような・・・」

カラ松が心配そうな顔をしながら一松の顔を覗き込み頬に触れる。
一松はびく、と小さく肩を揺らして顔を逸らした。

「・・・っ別に、何も無い(無理無理無理無理無理!かっこよすぎ!!!!)」

「そうか?ならいいんだ」

「っふん、何その優しさ。俺には必要ない(そんな爽やかに笑わいでくれえええええええ!!!俺の!心臓が!!もたないんだよおおおおお!でももっとしてええええ!)」

「いいんだ、俺がしてやりたい。大切なmy honeyだからな」

「ふん、ほんとクソ松。発言イタすぎ。(まいはにーって!!まいはにーっていわれたぁぁあ!!!死ねる。今なら死ねるよ神様ぁぁぁあ!!)」


ちらり、とカラ松の顔を見ると何処と無く暗いオーラが出ていた。どうやらいじけているようだ。

「(あぁまた言い過ぎちゃったどうしよう・・・!!)・・・っおい、クソ・・・カラ松」

「・・・なんだ一松・・・」

「こっち向けよ。(カラ松カラ松カラ松!!!ごめんね!そんなこと思ってないんだよぉぉぉ!!)」


ふっ、とカラ松が顔を上げるとほぼ同時に、一松が柔らかく、優しいキスを唇に落とす。すぐ離されたものも唇に熱が残る。感触が残る。一松は顔を真っ赤にして俯いた。

「い、いいいいいい一松!!」

「んだよ・・・っ。お前が、そんな顔、似合わね、ぇから・・・ちょ、っと元気出るかと思って・・・(あぁぁ恥ずかしい!こんなこと言うの恥ずかしい!!)」

「・・・・・・・・・ふふふふふふふふ、一松。元気出たぞ。俺も、俺の俺も!!!!」

「はぇ!?いや!!そこまで元気にするつもりは!!!いや、ちょ!!!(うわぁぁぁ腰に当たってる!当たってるよおおおお!カラ松のカラ松がぁぁあ!!!)」

カラ松は一松の腰をぎゅっと抱き寄せ元気になったそれをグリグリと押し付ける。

「はぁ、今日はただいちゃいちゃしようと思ったんだがな・・・一松がそんなにシたいというなら・・・」

「いや!!いや!言ってないから!言ってないからぁぁあ!!?(あぁでもカラ松に犯されるの嬉しい!考えただけで勃つ!むしろイく!!!!)」

「ふ、今夜は寝かさないぜ?sweet cat?」

「はぁっ!?まだ昼間だから!ばかなの!?ばかだよね!?馬鹿だよ!(夜ずっとハメられんの俺!?嬉しすぎてどうにかなりそう!!!)」






パーン!!

「いやぁまぁた負けたよぉ・・・・・・・・・・・・・・・・・・いやお前らなにしてんの・・・」

「「ぁ。」」



いきなり入ってきたおそ松のせいで(おかげで?)バカップルのいちゃいちゃ押し問答は終焉を迎えたのでした。

今日も今日とて松野家は平和なニート達で溢れています。


(あのさぁいちゃつくのはいいけどここでヤるなよな・・・)
(お、おおおおそ松兄さん何言ってんの・・・!誰がクソ松なんかと・・・!)
(はいはい、照れ隠しいらないからー)
(おそ松、流石にここではヤらないぜ?フッ)
(勃ってる奴が言っても説得力なーし)
(あぅっ!!!!!!)




→おわれあとがき
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