末松

□僕の彼氏
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やぁ、初めまして!
僕松野トド松!
六つ子の末っ子なんだぁ♪

実は僕の兄さんの十四松兄さんとお付き合いしてるの!えへへ
ちなみに、おそ松兄さんはチョロ松兄さんと、カラ松兄さんは一松兄さんと付き合ってるんだ!
不思議でしょ?六つ子みんな兄弟と付き合ってるなんてっ!

今日は僕の彼氏、十四松兄さんを紹介するよ!
あ、噂をすれば十四松兄さんが野球から帰ってきた!お出迎えしに行かなくっちゃ!




「十四松兄さん!おかえりなさいっ!」

僕がにこって笑うと天使みたいな笑顔を向けてきてくれるんだ!ほんと、十四松兄さん可愛い〜

「トッティただいま!」

その笑顔をスマホで連写する僕
え?変態みたい?そんな訳ないじゃん!僕は純粋に十四松兄さんが好きなだけ♪
だってこんな天使みたいな兄さんを好きにならない訳がないでしょ?

「母さんが夕飯これで食べてって!
父さんと旅行行ったんだぁ」

ひらりと貰ったお金を十四松兄さんに見せる。マジすか!って言いながらキラキラした目で僕とお金を交互に見る十四松兄さん・・・ああ!今日も可愛い!
他の兄さん達はデートしてるのか知らないけど今はいない。この家には十四松兄さんと僕だけ!

「とりあえず、兄さん達帰ってくるまでまとっか!どうせチビ太のとこ行くって言いそうだし!」

僕がそういうと確かに!って言いながら居間へ行く。僕はその後を着いて行った

特にすることもないし、何となくテレビをつけて適当にチャンネルを回す。


「んー、兄さん達いつ帰ってくるんだろうねぇー?」

「いつだろねー??でもまぁ・・・」

十四松兄さんが僕を後ろから抱き締めてくる。十四松兄さんの温もりが背中に伝わってくる。

「トッティといちゃいちゃ出来るから別にいいかな!」

頭だけ後ろを振り向くとにぱぁっと笑う十四松兄さん
ち、ちかい!嬉しいけど恥ずかしいっ!!!
うわーうわー絶対今顔真っ赤だよぉ・・・


「トッティ、顔真っ赤・・・可愛い」

いつもより低い、かっこいい声で、いつもと違う微笑みで、頬に手を添えられながら、見つめられながら

あぁ・・・かっこいい、十四松兄さん


「ぁ、・・・十四松兄さん・・・かっこいいっ」

僕は照れた顔を隠す様にスマホを翳してパシャパシャと十四松兄さんを連写する。無理無理かっこよすぎてどうにかなっちゃうよ!


「んもートッティ照れ屋さんなんだからー!」

あははははと笑いながら手を離して後ろからぎゅーっ!と抱き締めてくる十四松兄さん。いつもの話し方に戻って一安心。だってさっきみたいなのばっかだと恥ずかしすぎて溶けちゃうよ!僕!
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