色松

□Vanilla
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しかし、暑さのせいか溶けてくアイス
零れそうになるその白い雫を下から上へ舌で舐め上げた
あまりゆっくりとその冷たさに浸ることが出来ないと思ったのか、先端を口いっぱいに含み舌で全体を舐め回す

「ん、はぁ・・・」

口からアイスを外すと吐息が漏れる
それでもまだ垂れそうな雫をもう1度舐め上げた

「んんんんんんーっ!!!予想通りだ一松!!!!」

「っ、は?」

一松の両肩を掴み向き合ったカラ松は何故か顔が赤い
訳が分からず首を傾げる一松

「えろい!食べ方が!いや、舐め方が!!?」

「いや、あの、普通に食べてるだけなんだけど・・・」


頭おかしいんじゃねぇの?こいつとでも言いたげな視線を送る一松
と同時に溶けてきたアイスの雫が一松の指を伝う

「あーぁ、汚れてしまったな・・・」

「っ!?!?////」

アイスを持つ一松の手首を掴み垂れたアイスをこれ見よがしに舐める
いつものキリッとした目ではなく、じっとりと這うような視線で見つめられながら

カラ松は一松のアイスを取り上げそのまま一松の口に突っ込んだ

「っん、ぅ!?」

押し返そうとする舌に抗う様に奥へ押し込む
抵抗に意味がないと察したのか、抗う事をやめアイスを舐める
その間も一松の指をゆっくり、ねっとりと舐め回す


(なに・・・こいつ・・・こん、なの・・・)

空いてる手でカラ松の服をきゅっと掴み、頬を赤く染めながらもアイスを舐めることに集中する
先がなくなり棒の先端が舌に触れる
それだけで体が跳ね上がった

「っ、んぅ・・・ふ、ぅ・・・////」

「一松・・・」






「たっだいまぁ〜♪
いやぁ珍しくパチンコ勝っちゃったよぉ♪・・・・・・・・・え、何してんの・・・」



「!?!?!?////
っ、なせ!クソ松!!!!!」

「べぶしっっ!!!!!?」

パーン!と勢いよく開いた襖
その向こうには上機嫌なおそ松が。
一松とカラ松は同時にそちらを見遣り、一松は顔を真っ赤に、カラ松はあ・・・。とでも言うようにぽかんと口を開けた
瞬間、思い切り一松に投げ飛ばされた


「え、なに、お前らそういう関係?
お兄ちゃん知らなかったわ〜
へぇ?一松がぁ?カラ松とぉ?」

「ち、ちが!これは・・・っ!」

「フッ、バレたなら仕方ない
そうだ俺達実はこの前「死ねクソ松!!!」・・・付き合い始めたんだ」



一松の静止の声は届かず打ち明けるカラ松
しかも無駄に格好つけて。
まぁどこかにぶつかったのか頭にたんこぶ出来てるのがとてつもなくださいが。


「へぇぇぇ?
それで?なに、アイスで擬似フェラプレイですか〜?」


ニヤニヤとしながらこちらにくるおそ松
一松は、そういう事かとカラ松を見ると目を逸らされた


「まぁ暑いからアイスでもと思ってな
コンビニに行ったらバニラバーなんてものがあるじゃないか
これは一松に咥えてもらうしかないと思って大人買いしてきたんだはははは」


「っばかじゃねぇの!!!?////
死ねバカラ松!!!!////」

「まぁまぁ〜照れ隠しはいいから一松」


まだニヤニヤしながら一松の肩にポン、と手を置くおそ松


(あぁもうっ!最悪・・・)


「まぁまぁ一松・・・」

隣にくるカラ松をそれはもう鬱陶しそうな顔で見る
と、耳元に近付きこう囁いた



「今度は擬似なんかじゃなくて本物で・・・な?」






(うわぁ!アイスいっぱい!どうしたのこれ!)
(あぁ食べちゃっていいよぉ)
(え?おそ松兄さんが買ったの?)
(まぁそゆことにしといてやって・・・ニヤリ)




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