Twitterもあるけどこっちでも作って置いてみたり。
Twitterの如く呟く。・・・かもしれない。

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※荒らし等はご遠慮※
◆小ネタpart2 

就職カラ松。他人の六つ子。年齢操作あり。閲覧ご注意を〜








「・・・だ、誰だ君は・・・!?」

仕事を定時で切り上げ今日も放送しようと軽い足取りで買い物をしてマンションのエントランスにあるオートロックを解除して家のある7階まで階段を駆け上がって(・・・こいつすげぇな)、1番奥まで歩いて来た。
そしたら玄関の前に紫色の物体があった。
目を凝らしながら近付いたら、小さい子供だった。
そして冒頭の俺に戻る。


「・・・・・・いちまつ」

「い、一松・・・?ん〜どうして君はここにいるんだ?」


蹲っている一松の視線に合わせるようにしゃがみ込み問い掛けると腕に顔を埋めて俯いてしまった。


「・・・・・・ままが、今日からここがいえだって・・・」

「まま?ままって、誰なんだ?」

状況が掴めないまま問い掛ける。
間違いを犯した覚えもないため、そのままとやらに連絡して引き取ってもらおうと思ったんだ。



「・・・なまえは、トト子・・・」

「!?トト子ちゃん!?い、一松はトト子ちゃんのchildなのか!!!?」


余りに衝撃の事実につい声を荒らげてしまう。
一松はビクッと身体を震わせ俺のことを見上げてじわじわと涙を浮かべる。
俺はハッとして荷物を置き、一松をぎゅ、と抱きしめ頭を撫でてやった。


「す、すまない・・・いきなり大きな声を出して・・・。とりあえず、家に入ろうか?」


こくんと頷いた一松を片腕で抱え上げ荷物を持って家に入った。









「・・・もしもし、カラ松だ。トト子ちゃんか?」

買ったものを片付けて汚れていた一松を風呂に入れてやり、片手でワシャワシャと髪を拭いてやりながらトト子ちゃんに電話をかけた。


『あ、カラ松くーん久しぶり〜』

「久しぶり〜じゃない。この子どうしたんだ。なぜ俺の家の前に・・・」


あーなんだそのことか〜と電話越しに笑い声が聞こえる。
それでも母親か、と言いたくなったがその言葉を堪え続く言葉に耳を傾けた。


「その子、カラ松くんとの子よ。なかなか言い出せないまま育ててきたんだけど〜私海外に行くことになっちゃって、一松連れていけないからお願いしよっかなぁ〜って!」


俺の聞き間違いだろうか。
俺と、トト子ちゃんの・・・子供!?
いやいやいや、そんな関係を持った覚えがない。確かによく見ると小さい頃の俺に似てるような・・・いやいやいや、有り得ない。そんな筈はない!!


「ト、トト子ちゃん・・・なにかの間違いじゃ・・・」

『そーゆーわけだからあとはよろしくね〜!一松の荷物明日届くように送っておいたから!じゃーね!!』


有無も言えずに一方的に電話を切られた。ツーツーとなる携帯の画面を見て呆けていると服をクイクイと引っ張られ、我に返る。


「・・・おなか、すいた」

一松が俺の服を掴みながら見上げてポツリと呟く。
何か作ろうかと頭を撫でて俺はキッチンに立った。


《つづく》

2016/07/05(Tue) 16:55

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