暗殺チーム

□捕まりまして
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 目が覚めると見知らぬ場所にいた。
後手で縛られた体勢で倒れていたらしく体が痛い。
目が暗さに慣れてきたので、部屋を見回す為に上半身を起こそうとするが上手くいかない。
足元の方から声が聞こえた。
先程の男が誰かと話しているようだ。

「どーすんだよリーダー」
「敵だとしたら情報を聞き出してから殺す」
「かなりの確率で一般人だろ」

何とも恐ろしい会話にヒヨリの体は恐怖で震えた。
寝たふりをしようとしたが遅かった。

「何寝たふりしてんだコラ」
「ひっ!?」

足を小突かれ過剰に反応する。
見ると木製の椅子に座る眼鏡の男と、白目と黒目が反転した瞳を持つ体の大きな男が立っていた。

「それにギアッチョお前のスタンドが効かなかったんだろう?」
「……あぁ」

また‘スタンド’という言葉が出てきた。一体なんのことなのかわからない。
分からないが今は、私が敵ではないこと、無害の一般人であることを伝えなければならないことは分かる。
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