□一話
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ここは無人島、この島にひとりの青年が船で流れ着いた。

ヒ「はぁ…やっと着いた…ここなら何事もなく店が出せそうだ。まずは、家作りからか…」

そう言って家作りを始めるのであった。

二年後…

海賊1「船長ーーー!!!無人島に家があります!!」

船長「野郎どもーーー!!上陸だーーー!!」

海賊クルー「おおおおぉぉぉおおおおーー!!」

二年もの月日が経ったある日ヒデが居る無人島に一艘の船が上陸した

その海賊が店に入るとカランカランと音がし、中に入ると中はシンプルで色とりどりのお菓子が美味しそうに並んでいた

海賊「入るぞー、って誰も居ないのか?おーい誰かいないかー!」

海賊のクルーの一人が大声で呼ぶと奥から声が聞こえた

ヒ「……ん?……あぁ、お客さんか…いらっしゃい…」

海賊「あんたがここの店主か?………でかいな…」

そういうと大柄の店主、ヒデはコクリと頷いた。

ヒ「ん…」

海賊「それにしても、美味しそうなお菓子だな。選ぶのに時間かかりそうだからちょっと待っててな。」

そう言うと店主が言った。

ヒ「試食あるけど…いるか…」

と奥から一口サイズに切ったマカロンとドーナツを持ってきた

海賊「おう!兄ちゃん気遣いありがとな!」

礼儀正しい海賊を見て、ヒデは言った。

ヒ「………奪わないの?」

海賊「?」

ヒ「海賊って何でも奪って行くものと思ってた…」

海賊「…………っハハハハハ!!何を言いだすかと思えば…海賊にも礼儀はあるぞw」

ヒ「そうか…すまない…」

海賊「良いってことよ!んじゃ、試食頂くぜ!」

と言うと海賊に一人がパクッと試食を食べた。

海賊「…………」

ヒ「?」

ヒデ は何も言わない海賊が食べたお菓子が不味かったのか心配になり、聞いてみた。

ヒ「おい…?美味しくなかったか………?」

といきなり海賊がドサリと倒れた。

ヒ「っ!!」

そして、それを見たクルーが「おいっ!何をした!」と怒鳴った
瞬間…

海賊1「お…美味しいーーーー!!!!」

と試食を食べたクルーが叫んだ。

海賊「………………!?お、美味しさで倒れたーーーー!?!?!」

その言葉を聞きヒデはホッとした。が、顔は無表情だ。

そんなこんながあり、その海賊はお持ち帰りで出来る限り買って行った。

無人島なのでお金は意味がないが、美味しいと言ってくれるだけでヒデ は嬉しかった。

海賊「ありがとな!兄ちゃん!また来るな!!」

と言って無人島を出港した。

ヒデは軽くお辞儀だけをしその海賊を見送っった。
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