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「面白いッ!すごくいいよ君!僕の担当になるにふさわしいよ!すごく漫画のリアリティーの素材になるッ!」
と言った。
……すごいテンションに差がある人だな。
「はぁ、今すぐ本にして見てやりたいとこだが、今日はよしておこう。……もう僕は仕事に戻るよ。今ならすごく良い漫画がかけそうだ。」
「あ、それじゃあ、これ。」
私は手帳の新しいページに、携帯の番号を書き、ちぎって渡す。
「私の携帯番号です。もし何か連絡事項があるのならここに。」
「わかった。……まぁ、そんなにしょっちゅうはかけないと思う。」
「わかりました。……それでは失礼します。」
私はぺこりと頭を下げてから部屋を出る。
岸辺先生はもう仕事に向かっていた。
仕事熱心な人だなぁ。
時計を見ると、もう13時を指していた。
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