霊獣使いの幽雅な日常

私は小学5年生の時、一匹の霊獣、月代と契約を交わした。

それは彼女が生まれ変わった時、私の眷属となって健やかに育つ事。

ぼろぼろに傷つきながらも生き延びた私は、

虫の息で弱っている者たちをいつも放っておけなかった。

この空っぽな世の中でもまだ希望は多くある。

そんな事を幼い頃に知って、

絶望に妖怪達すらも染まらせたくなかったから。

だから、今日も妖怪達を守りながら、私は前へ進んでいく。

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