smbr男主長編
□よっつ。
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空が、好きだった。自分の隠し事も何もかもを包み込んでくれるような、広い青空が。
嬉しい時も悲しい時も、僕は空を見上げていた。ここに居ない大切な人とも、繋がれているような気がして。
……あの日は、少し違った。僕はあの日、その向こうにいるはずの、僕の大切な人の元へ行きたかったのだ。
嗚呼、本当に。もう一度だけでいいから、僕はあの人に、僕を見て欲しかったんだ。
よっつ。
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