smbr男主長編
□いくつ?
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僕はただ、叩きつける雨粒の音を聞きながら、無力な自分を呪った。
突然与えられたものに、戸惑うことしか出来なかった。どんなに嘘であって欲しいと願っても、それが真実なんだという事は、自分が一番よくわかっていて。
始まりの雨の日。……否、本当は、ずっとずっと前に始まっていたものが、ようやくその目を覚ました日。
それは僕の、孤独との戦いの、始まりの日だった。
いくつ?
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