smbr男主長編
□みっつ。
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いつもはもう欠伸をしてしまうくらいの、遅い時間。
机に向かって、月明かりだけを頼りにペンを走らせる僕の手は、自分でも笑ってしまうくらいに震えていた。
不安、恐怖、申し訳ない気持ち……理由は、色々あったけど。
優しく撫でられた頭に残る、仄かな温もりが。僕を、そんな沢山の感情から守ってくれていたのだ。
*
みっつ。
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