ちょろまつです

□そんざいかち(十四松)
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どれだけ頑張っても
結局は認められるわけがない


だって、そんな価値は僕にはないから







他のみんなを褒めてあげて


僕に声をかけるのなんて時間の無駄

僕には返す言葉も思いつかないのに


いつも
いつも
いつも





よく、僕みたいな奴に声をかけられるね







そっか







いらない僕に声をかけて
偽善者ぶってるのか



そうだったんだ

気づかなかったよ!
演技が上手いんだね!



認められたくて…

褒められたくて…





いろいろ、やるけど…
結局は何もできていない、ダメなやつ









だから
あとから言葉が来る

「何もできないやつ」

「頼りにすんじゃなかった」

「できないなら、やるなよ」

「お前にはむりだ」











僕に、お似合いの言葉

向けられるその言葉を流す術を僕は知らないから
その言葉たちはボロボロで血まみれの僕に刺さるだけ







また、傷が増えたなぁ
ひとつひとつなんでついた傷なのか覚えてる



小さいものから
まだ血を流し続けてるのもある





それを僕は放置するだけ
傷が治ったってまた同じような傷ができるだけ






なら、傷の上に傷をつけたほうがいい

…そのほうが楽だから









でも……もう疲れたな…

休みたい







休むことは許されないだろーけど
言うのは自由なはずだよね?

あ、僕にはそんな自由もなかったか…




休みだってほんとはないのかもしれない

いや…….きっとないんだろう…










どれだけボロボロになろうとも

体調に変化がでようとも



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